▼ 海外には・・・日本の日常では遭遇しないようなウィルスが多数存在しています。
今回の僕達の旅行の様に、何ヶ月〜何年間といった長期間にわたる海外旅行に出かける際には
この 「予防接種」を受けておいた方が良いとされています。(旅行するエリアによります。)
途上国等衛生面での不安がある場所に長期滞在すると、それだけで何らかのウィルス等に遭遇して
しまう可能性が高くなります。
もし現地滞在中にその病気をもらってしまうと、自分達の旅のモチベーションが下がるばかりか、
最悪の場合現地にて入院、もし現地の医療設備が整っていなければ、近隣の医療施設まで飛行機に
乗って搬送され。そして帰国。といったシナリオも想定されます。(怖いでしょ?)

▼ その為今回僕達は以下の5種類のワクチンを接種していくことにしました。
破傷風・・・旅行中に怪我をした際に破傷風菌に感染しない為にもぜひ。
狂犬病・・・アジア・南米等で犬に噛まれて発症しない為にもぜひ。
A型肝炎・・・アジア・中南米では食べ物から感染する事もあります。これも必須です。
日本脳炎・・・東南アジアで蚊に刺されると発症する事があるそうです。
黄熱病・・・こちらも蚊によって媒介される感染症です。入国時に接種証明書の提示を
       要求される事もあるので、これも必須です。

接種ワクチン 1回目接種日時 2回目接種日時
破傷風 2004年11月22日 2004年12月20日
狂犬病 2004年11月22日 2004年12月20日
A型肝炎 2004年11月29日 2004年12月27日
日本脳炎 2004年11月29日 2004年12月27日
黄熱病 2005年02月16日 接種なし

ワクチン▼ 予防接種を実施しているのは全国各地の「検疫所」「病院」となりますが
「どの種類のワクチンを接種できるのか?」
「そのワクチンが常備されているのか?」
「同時接種の際のスケジュールは?」
等の諸問題もありますので、インターネット等で事前に確認しておきましょう!
(ちなみに僕達は厚生労働省検疫所のサイトを参考にしました。)
同時接種のスケジュール間隔に関しては、素人の僕達には全く分からない為・・・それぞれの「母子手帳」を片手に「福岡検疫所」の方に電話で相談にのってもらいました。非常に親身になって対応して頂きありがとうございました!!
ちなみに僕達のケースで全てのワクチン接種終了までに約2ヶ月かかっていますので、渡航先が決まり次第極力早めに取り掛かった方がよいと思います。



▼ 長期間の旅行に出る際には、もちろん仕事は辞めなければ何も始まりません(笑)。
そして海外旅行中に、そうそう外国で働くわけにもいきませんので、お金はしっかりと貯めておきましょう。
「drop out」などと、格好良く言ってみたりもしますが、私(美奈子)にとって仕事を辞めるというのは
一大決心でした。入社して5年、寝ている時間以外はほとんど会社に居るような生活でしたが、仕事は
面白く、やりがいもあり、何より辛いと歯をくいしばり仕事を頑張る自分が大好きでした(軽いナルです)。
実はキャリアウーマンにも憧れていたんです。

彼の方は入社して約7年間、無遅刻、無欠勤、無早退(38度くらいの熱なら気合で忘れます)。
毎朝、日経新聞を読みながら駅のホームで電車を待つ彼の姿がちょっと懐かしい・・・。2人共それぞれ
5年/7年旅行会社に勤めてきたし、もしかしたら帰国後役に立つかもしれないと(甘いかな?)
今年「一般旅行業務取扱主任者」の資格をとりました(これは図書館へ通って本気で頑張りました)。
「帰国後は新聞配達からやね。」なんて話したりしていますが、実のところ帰国後の仕事についてはまだ
あまり考えていません。2年間世界を旅する事で多かれ少なかれ2人の考え方や価値観は変わるだろうし。
結局甘い(?)考えの私達ですが、2年後どなたか雇っていただけませんか?馬車馬のように働きますから!



▼ 外国へ長期に渡り出かける人にとって海外渡航中の「国民年金」「健康保険」「税金」等はどうするの?
という問題がでてきます。現在自分が住んでいる国内の住所へ住民票をそのままにしておくと、いくら海外渡航中
とはいえ、その各種支払い義務が発生してきます。
もちろん将来的な年金給付額等の問題もありますので、旅の資金に余裕のある場合は渡航中においても
各種支払いを続けておくことが望ましいとは思います。

厚生年金・国民年金

メリット/デメリットをいくつか考えた挙句、僕達は渡航直前に住民票を抜いていく事にしました。
国民年金を支払わない場合 国民年金を支払う場合(任意加入)
メリット 1.保険料月額支払いの免除
2.渡航中支払いをしなくとも「カラ期間」と
  して扱われ年金受給資格に算入される
1.日本に住み、年金加入している人と
  同じ扱いを受ける
デメリット 1.渡航中支払いがされていない為
  将来の受給額が減る
1.保険料月額支払いの発生

会社員として働いていた僕達はこの様な流れとなります。
仕事中 厚生年金に加入中
退職時 国民年金へ変更
渡航時 住民票を抜く(転出届)
渡航中 カラ期間中
帰国時 住民票を戻す(転入届)

健康保険

「健康保険」も住民票を抜くことで支払い自体はなくなります。もちろん以後日本国内での医療費は
全額自己負担になりますので、健康には特に気をつけます。

市民税

「税金」(住民税)については前年度(1月〜12月)の収入を元に確定申告などを行うことでその税額が決定されます。そしてその年6月〜翌年5月までにおいて税金を納めることになります。その為「仕事を辞めたり」「住民票を抜いた」からといってもしばらくの間は支払いを続けなければなりません。




航空券
今回の旅のスタートはバンクーバー(カナダ)です。
バンクーバー(カナダ)への直行便は成田・関空等から就航していますが、福岡県に住んでいる僕達は福岡空港から乗継便で行く事にしました。「福岡発→台北乗継→バンクーバー行き/1年間FIXOPEN」です。帰路予約の変更も可能です。途中で台北に寄ろうかな。



海外旅行傷害保険
海外旅行中においては万が一怪我/病気に遭った際、通常日本で加入している生命保険等は効力を発揮しません。そこで任意保険としてこの「海外旅行傷害保険」なるものが存在し、海外で遭遇したアクシデントに対してその治療費等を保障してくれます。保障内容についても任意で選択する事ができます。主に「傷害死亡・後遺症」「傷害治療」「疾病死亡」「疾病治療」「救援者費用」「携行品」等などです。保険期間についても任意(3日〜1年間)で設定する事ができますが、現行の損保各社は最近の世界情勢を鑑みてこの「最長保険期間」を短縮する方向にある様です。長期間旅行を続ければ続けるほど、現地でアクシデントに遭うリスクが高くなる訳ですから、この流れは当然と言えば当然なのかもしれませんね。海外旅行傷害保険は海外での「お守り」としての効力は絶大です。海外へ行く際は必ず加入していきましょう。

ちなみに僕達が加入した保険プランはこんな感じです。
利用保険会社 東京海上日動
保険加入期間 とりあえず1年間
保障項目 保障金額 保険料
傷害死亡・後遺障害 1,000万円 ¥9,190
傷害治療 500万円 ¥17,210
疾病治療 500万円 ¥62,040
救援者費用 300万円 ¥3,460
合計保険料(1人あたり) ¥91,900



お金
長期間に亘り旅行をするにあたって「お金」の持ち運び方は大切な問題です。短期間の旅行であれば何も考えずにそのまま「現金」で持って行く事が多いのですが、今回はウン百万という予算があり持ち運びもそのままでは嵩張ってしょうがありません。もし旅行先で盗難・紛失でもしようものなら即帰国というシナリオになってしまいます。極力リスクを分散させる為にも今回は「USドルT/C」「シティバンク口座」「現金」という形で行く事にしました。

トラベラーズチェック「USドルT/C」(アメックス)
予算の大半はT/Cで持つことになります。主な利点としては持ち運びに嵩張らない、現金への換金レートが良い、盗難等に遭った場合再発行される(再発行されない場合もあります)。等があります。現金と比べて良いこと尽くめの様に見えますが、このT/Cどこでも使える訳ではないので細心の注意が必要です。ちなみにシティバンクへ口座を持っていると「T/C発行手数料」が無料になります(通常は1%かかります)。世界各地でのT/C現金化に関しては通常は「アメックストラベルデスク」か「提携先銀行」にて行います。ホテルデスクや空港内銀行にても行えます。

アメックスのサイトで世界各地T/C現金化の場所が検索できます。

国際キャッシュカード「シティバンク口座」
シティバンクのシティカードはインターナショナルキャッシュカードです。日本の口座に預けている日本円が、世界136の国と地域、約700,000台のCD/ATMで現地通貨でそのまま引き出す事が可能です。但し日本円から現地通貨へ換算する際に各国のいろいろなネットワークを介する為に、その都度手数料がかかる事になり、結果として換算レートは通常より悪くなります(USドルの場合で1ドルあたり3円前後変わるそうです。高いでしょ?)。その為今回の旅行では優先順位はあまり高くないかもしれませんが選択肢の1つとして持って行きます。



「現金」
何はともあれコレがないと話になりません。但しいつも多額の現金を持ち歩くというわけにもいきませんので、必要に応じてその都度「T/Cを換金」したり「ATM/CDから出金」したりという作業が必要になってきます。



カルネ申請用書類カルネ申請
「カルネ」とは自家用自動車(自動2輪含む)の一時輸入の通関手続きを簡素化する為の書類です。海外からバイクなどを持ち込んでその国でツーリングを行う場合、通常は関税を支払って通関し登録しなければなりませんが、手続きもややこしく、また時間もかかります。欧州やアジアでは国境を通過する度にそれらの煩雑な手続きを行うことは事実上不可能です。そこで締約国は一定期間相互の登録を認め合うという趣旨の条約が締結され、カルネによる手続きをしたバイク・車は関税を免除のうえ自国の登録のままで一定期間その国をツーリングする事ができる様になりました。カルネの有効期間は「1年間」ですが国ごとの持込可能期間は様々です。またカルネを使用してその国にバイクを持込した場合、全く同じ状態でその国から持ち出さなければなりません。故障して動かなくなったりしてもです。申請自体はJAFにて行います。(カルネに関する情報はJAFのホームページを参照下さい。)

申請に必要な書類は
自分で用意する書類 備考
登録証書コピー 1部 最寄の陸運局にて取得します。
カルネ名義人 印鑑証明書 1部
保証人 印鑑証明書 1部
スペアパーツリスト 1部 バイクへ同梱するしないに関わらずリストアップします。
パーソナルアイテムズリスト 1部 バイクへ同梱する品物をリストアップします。
旅行計画書 1部 「車両」と「人」の動きを予定表にします。
旅行ルート地図 1部 普段使用している地図をコピーしルートを記入します。
車検証コピー 1部 軽自動車検査証・標識交付証明書等
JAF所定の書類 備考
カルネ申請書 1部 JAFからもらった書類に記入します。
車両に関する記載 1部
誓約書 1部
担保保証(3つのうちどれか) 備考
現金担保 ※僕達はこの中からカルネ保険を選択しました。カルネ保険料は「2台分合計¥33,020/年」でした。(2005年02月の情報です)
保証書
※カルネ保険(保険料は掛け捨て)
カルネ書類自体は全ての書類提出後「7営業日」前後でできあがります。申請は余裕をもって行いましょう。

カルネ申請にかかる費用
カルネ発行料金 JAF会員料金 一般料金
5枚物 15,000円 21,000円
10枚物 20,000円 26,000円
25枚物 25,000円 31,000円
カルネは1カ国につき用紙1枚を使用します。何枚物を申請するかは自分が通過するカルネ使用国の数にあわせましょう。有効期間は発行日より1年間です。

クレーム処理預かり金
クレーム処理預かり金 1冊につき 30,000円
外国の税関にて何かトラブルが発生した場合は、通常JAFが代理として対応してくれます。その為事前にクレーム処理預かり金を預けておき、トラブルがあった場合の対応費用がここから差し引かれます。もしなにも無かった場合にはカルネ返却時に返金されます。

国際ナンバープレート価格
国際ナンバープレート 2輪(1枚) 3,000円
4輪(2枚1組) 6,000円
特大(2枚1組) 8,000円
Jマーク Jマーク(2枚1組) 500円
カルネによって外国へ持ち出されたバイクは日本登録のまま外国を運転する事ができますが、その際に国際ナンバープレート(日本のナンバーがアルファベット表記になったもの)とJマーク(日本での登録を示す識別記号)をつける必要があります。これはカルネ申請時にJAFの窓口にて同時に申請可能です。

最近では「カルネ」自体の使用を省略する国も増えており、またカルネ申請にかかる費用もそんなに安いものではありません。加えて有効期間が1年間という事から旅の途中で一時帰国しなければならないケースも考えられます。旅のルートを考えていく上で「自分の行きたいルート・国は本当にカルネが必要なのか?」「カルネが不要であれば日本からバイクを持ち出すより現地で購入した方が安くあがるのでは?」等など時間をかけて検討する必要があると思います。

今回僕達はカルネを合計2冊取得する予定です。出発直前に1冊。そして欧州あたりから一時帰国しそこでもう1冊という具合です。